
デルハイム
基本情報
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所在地:南アフリカ/ステレンボッシュ地区、シモンズバーグ山麓
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創業年:1938年(ハインス・オットー・ホーヘイセン夫妻による取得)
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経営/家族:スペーリング家が現支配。故マイケル・“スパッツ”・スペーリング(Spatz Sperling)がパイオニアとして牽引。現在はヴィクターとノラが運営を継承。
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畑面積・環境:シモンズバーグ地区内に375haの畑を保有。独自のテロワールと多様な土壌・気候を活かした栽培。
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特徴:ピノタージュ早期リリース(1960年)、早期ワインルート設立の中心的存在、チーズとワインの組み合わせを初採用するなど観光業でも先駆。持続可能性と保全活動:WWF認定の保護活動、2008年持続可能なワイン観光賞、2024年「保全パイオニア賞」など受賞。生物多様性を守る取り組み(50種以上の鳥類、在来植物、節水技術など)を推進。
ストーリー
「旅する価値」を胸に—伝統と革新の薫るワイナリー
デルハイムの名は、「Deli(ハインス・オットー・ホーヘイセンの妻の愛称)の家」を意味し、1938年に農園として誕生しました。
1960年には、自社ラベル初のピノタージュを世に送り出し、南アフリカの深みあるワイン文化の形成に貢献しました。
地元農業と観光を牽引
1971年にはステレンボッシュ・ワインルート設立の中心メンバーとして、地域の観光とワイン文化を牽引。チーズとワインのペアリングやワインファームのレストランを初導入し、今では当たり前となったワイナリーツーリズムの基礎を築きました。
テロワールと自然を守る姿勢
デコンポースド・グラナイトやクレイ層を含む独自土壌により、赤・白ともに優れた品質を引き出すテロワールがあります。水管理や節水設備、鳥類・在来植物の保護など、持続可能な農業を実践。自然環境との共生を重視しています。
店主メモ
「南アフリカワインの歴史と革新を感じたいなら、まずデルハイム。
ピノタージュからグランドリザーブまで、伝統とテロワールが融合したラインアップはまさに“旅する価値あり”。持続可能な栽培と家族の誠実さが、グラスの先に感じ取れます。」
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