
ダーマシーン
📍 基本情報
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所在地:南アフリカ/エルギン(Elgin)地区
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創業年:2018年
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創業者/醸造責任者:ジャン・スミット(Jean Smit)
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醸造哲学:各品種に最適な畑(ベストサイト)から葡萄を選び、醸造した中で上質な20%のみを瓶詰め
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ラベルデザイン:白と黒のコントラストで「衝撃的な変化」を表現、全ボトルに個別番号入り
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代表品種:シラー、ピノ・ノワール ほか
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評価:デビュー年(2019年)にWineMag 97点(ステレンボッシュ・シラー2018)、年間トップ25ワイン3位
🏰 ストーリー
衝撃的な瞬間から生まれた名
「ダーマシーン」とは、“人生観や考え方が変わるような衝撃的な瞬間”を意味します。
オーナー兼醸造家ジャン・スミットは、この名の通り、飲む人の心を揺さぶるワインを生み出したいという情熱を胸に2018年にこのブランドを立ち上げました。
ラベルは白と黒の強いコントラストで「変化の瞬間」を表現し、1本1本にボトルナンバーを刻印。手に取った瞬間から特別感が漂います。
ブーケンハーツクルーフから独立
ジャン・スミットは2009年から2017年まで、南アフリカを代表するワイナリー「ブーケンハーツクルーフ」でチーフワインメーカーを務めました。
その経験を経て独立し、各ブドウ品種のために最も適した畑から葡萄を購入。厳選した果実から醸造したワインのうち、上質な20%のみを瓶詰めするという、徹底した品質主義を貫いています。
デビューから鮮烈な評価
2019年10月、ダーマシーンは鮮烈なデビューを果たします。
初リリースのステレンボッシュ・シラー2018はWineMagで97点を獲得し、同年の年間トップ25ワイン第3位に輝きました。
有力ワインショップ「ワインセラー」はこれを「過去10年で最もエキサイティングな南アフリカワインのニューリリースの1つ」と評し、一躍注目の的となりました。
モヤ・ミーカーとのつながり
ジャン・スミットは、カナダ出身のビジネスマン、デイビッドがエルギンで手掛けるブランド「モヤ・ミーカー」の醸造責任者も兼務しています。
モヤ・ミーカーは、デイビッドの妻ヘネフィーフの母親の名に由来。彼女は1959年のミス南アフリカで、その洗練されたエレガンスはワインのスタイルにも受け継がれています。
エルギンの冷涼な気候で育つピノ・ノワールとシラーは、繊細さと美しさを兼ね備え、少量ながらプレミアムな存在感を放ちます。
🍷 店主メモ
「ダーマシーンはまさに“衝撃”という言葉がふさわしいワイン。
力強さと緻密さ、そして余韻の長さが印象的です。
モヤ・ミーカーのピノ・ノワールも、柔らかな口当たりと気品ある香りが魅力で、グラスを傾けるたびに心がほどけるようです。」
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