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コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2013 箱なし

コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2013 箱なし
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シャンパーニュ地方ランスに拠点を置くメゾン・テタンジェの歴史は1734年、ジャック・フルノーがベネディクト会修道士とともにワイン造りを学び「フォレ・エ・フルノー」として創業したことに遡ります。現存するシャンパーニュ・メゾンの中で3番目に古い歴史を誇ります。1932年、元騎兵将校ピエール・シャルル・テタンジェがこの由緒ある屋号を取得し、ランス郊外に広大な葡萄畑を購入してメゾンを再興。1945年から1960年にかけてフランソワ・テタンジェが13世紀に建立されたサン・ニケーズ修道院の地下に広がる4世紀ローマ時代のクレイエール(白亜の洞窟)をセラーとして整備し、弟クロードが引き継いで世界的な名声を確立しました。2005年に一時的に米国投資ファンドへ売却されましたが、2006年にピエール=エマニュエル・テタンジェがクレディ・アグリコールの支援を得て家族経営を取り戻し、現在は三代目ヴィタリー・テタンジェが代表を務めています。

「コント・ド・シャンパーニュ(Comtes de Champagne)」の名は、1222年から1253年にかけてシャンパーニュ地方を治め、詩人・吟遊詩人としても知られたナヴァール王ティボー4世(シャンパーニュ伯爵)へのオマージュです。伝説によれば、ティボーは十字軍遠征からダマスカス・ローズとシャルドネの祖先にあたる葡萄品種という2つの宝をシャンパーニュにもたらしたとされており、その封蝋が今もすべてのボトルのラベルに刻まれています。メゾンの頂点を極めるプレステージ・キュヴェとして1952年に初リリースされて以来、例外的に優れたヴィンテージにのみ生産される伝説的なブラン・ド・ブランです。

このキュヴェはコート・デ・ブランの5つのグラン・クリュ村(アヴィズ、クラマン、シュイイ、ル・メニル=シュール=オジェ、オジェ)のシャルドネのみを使用。初搾りの果汁だけを用いて、各村のワインを個別に醸造後ブレンドします。全体の95%はステンレスタンクで発酵。残り5%はシュイイのぶどうをスギャン・モロー製の新樽(毎年1/3を更新)で約4ヵ月熟成させ、最終ブレンドに僅かなバニラとスパイスのニュアンスを与えます。ブレンド後はランスのサン・ニケーズ地下セラーで白亜の恒温・恒湿環境のもと約10年間の澱熟成(シュール・リー)を経て、2023年12月にデゴルジュマン。ドサージュは9g/Lのブリュット仕上げです。

2013年のシャンパーニュは涼しく寝冷えた生育季節となり、収穫は9月末から始まり10月まで続くという近年では極めて稀なレイト・ハーベスト・ヴィンテージ。長い熟成期間が天然の高酸を生み出し、ワインに目の覚めるような張力と長期熟成ポテンシャルをもたらしました。アントニオ・ガッローニ(Vinous)は「このヴィンテージのすべての威信をエネルギー、深み、鮮度の中に凝縮している」と絶賛し、ジェームズ・サックリング99点、Wine Enthusiast 98点、Decanter 96点など複数の著名評論家から最高評価を獲得しています。

グラスに注ぐと輝くゴールデン・イエロー、きめ細かく力強い泡立ち。レモンコンフィ、梨のコンポート、白桃、フレッシュ・ブリオッシュ、アーモンドペーストにミントとチョーク系ミネラルが複雑に絡み合います。口中はストラクチャーと繊細さが共存し、生き生きとした酸が長い余韻へと続きます。今すぐ楽しめますが、2040年代まで熟成のポテンシャルを秘めています。