ドメーヌ・シャンソン(Domaine Chanson)について
ドメーヌ・シャンソンは1750年創業、ボーヌを代表する名門メゾンのひとつです。ボーヌの城壁に組み込まれた15世紀の要塞「バスティオン・ド・ボーヌ」を熟成庫として使用するという唯一無二のスタイルで知られています。コート・ド・ボーヌに43ha、コート・シャロネーズに45haの自社畑を所有し、1999年にはシャンパーニュの名門ボランジェ・グループ傘下に入り、伝統を守りながら継続的な投資と改革を実施。土壌と生物多様性を最大限に尊重した栽培を続けており、有機農業への転換も進行中です。テロワールの個性を表現するためクリマごとの区画別醸造を徹底し、赤ワインには全房発酵と長い低温マセラシオンを取り入れ、骨格と複雑性を兼ね備えたエレガントなスタイルを追求しています。
メルキュレ ルージュ 2022について
コート・シャロネーズの中心に位置するメルキュレは、コート・ド・ボーヌの南に広がるブルゴーニュの銘醸地で、ピノ・ノワールによる赤ワインの産地として高い評価を受けています。シャンソンの畑は南西向きの斜面に複数の区画を持ち、泥灰岩と石灰岩質の土壌がブドウに凝縮感とミネラルをもたらします。
2022年は気温変動の激しい冬と乾燥した春を経て、長い夏の猛暑が続きましたが、8月末の恵みの雨が収穫直前にブドウの熟成を整えました。シャンソンでは8月30日から9月13日にかけて収穫が行われ、収量・品質ともに充実したヴィンテージとなりました。全房10%使用でタンク発酵を行い、新樽25%を含む樽で15ヶ月熟成。鮮やかなルビー色に、イチゴやバラの花、リコリスの香りが重なり、クリスピーで深みのあるテクスチャーとこなれたタンニンが心地よい余韻をもたらすリッチでフルーティな1本です。
評価:Jancis Robinson 15.5点 / Terre de Vins 金賞(OR)