ラーツ・ファミリー・ワインズについて
ラーツ・ファミリー・ワインズは、シュナン・ブランとカベルネ・フランの可能性を世界に示したいという強い意志のもと、2000年にビジョナリーなワインメーカー、ブルーワー・ラーツによってポルカドライ・ヒルズ(ステレンボッシュ)に創設された。「専門化による卓越」を信念とし、この2品種に一切の妥協なく向き合い続けてきた。2010年にはブルーワーのいとこ、ゲイヴィン・ブルーワー・スラバートが加わり、まさにファミリーワイナリーとしての体制が整った。
ラーツはポルカドライ・ヒルズが2007年にステレンボッシュ内の正式なウォードとして認定される際の立役者のひとり。分解した苦灰石(ドロマイト)花崗岩の土壌、海への近さ、南向き斜面という三拍子が揃ったこの地から、南アフリカで最もエキサイティングなワインが生まれると確信している。「私が求めたのは純粋さ、フレッシュさ、そして低いアルコール度数。それをまさに実現してくれるのがポルカドライ・ヒルズのドロマイト土壌です」とブルーワーは語る。
ヴラフ・ヴィンヤード・セレクション・ポルカドライ・ヒルズ カベルネ・フラン 2022について
「ヴラフ(旗)」の名は、ポルカドライ・ヒルズの最高地点であるフラーベルフ山に由来する。かつてこの山は、スパイス・ルートを通過する船のテーブル湾港への物資要請を、農夫たちが旗を掲げて知らせる目印として使われていた。ヴラフは、フラーベルフ山の斜面に緻密に植えられた2区画のブドウ畑のセレクション。このワインを通じて、世界のワインシーンに向けて「私たちには何かを提供できる」という誇りの旗を高らかに掲げることを象徴している。
2022年はラーツにとって約10年ぶりの新キュヴェ発表。2002年植えの高中斜面区画と2008年植えの低斜面区画の2つのヴィンヤードをブレンド。醸造はコンクリートエッグ33%・フレンチオーク300Lバレル33%(新樽比率8%)・2,500Lフレンチオーク・フードル33%で熟成後、ヴィンテージのバランスに最適な比率でアッサンブラージュ。
テイスティングノートは、ケープのフィンボスを思わせるガリーグ(ローズマリー・ラベンダー・タイム)、スパイシーなニュートメグ・クローブ・スターアニス、インテンスなブラックベリー、グラファイト、ミネラルのストリークが複雑に重なる。Greg Sherwood MWは「ヴィオレット・チェリーブロッサム・ローズペタル・タイムのアロマに続き、口中では塩気のあるカシス・赤スグリ・赤チェリーとシルキーなタンニンが完璧なバランスを形成する、建築美のような傑作」と評し96点を付与。
評価:Greg Sherwood MW 96点