日本ではグリーン・ワイン、緑のワインとしてしられるポルトガル人気のワイン産地、ヴィーニョ・ヴェルデの微発泡タイプ。畑は15ヘクタールという小規模生産者、Quinta do Ermízioはその丁寧なワイン作りと豊富な知識で評判。生産者アントニオ氏の口癖は「ワインは畑で造られる」。畑で造られたブドウの味わいそのものをヴィンテージと共にお楽しみください。
生産者アントニオ氏は農学でPhDを取得しており、ポルトガルで最も有名な農業大学で教授をしていいた農学博士。
畑のエキスパート中のエキスパート。
畑で造られるブドウに重きを置くからこその彼の口癖は「ワインは畑で造られる」。
ブドウそのものの良さを最大限に生かすため、
もちろん収穫年によって味わいも変化を見せます。
収穫年による味わいの変化を愉しめるのは
それだけブドウに自信があるから。
収穫後にコントロールをして一定の味わいにもっていくことは敢えてしません。
発酵中に通常行われる温度調整すら行わないナチュールな造りでもあります。
ワインは生き物、その時々の違いを愉しむ、それが信念であり、彼の自信です。
小規模農園であまり輸出はされていないながらも、
”Secret Wines of Portugal: SWOP”(秘密のポルトガルワイン)として選ばれており、
ポルトガルのまだあまり知られていない優良生産者・価値のあるワインとして、
その価値を世界に広めるべく紹介されています。
微発泡感が爽やか、心地の良いくせになる一本。
アルコール度数も低めでぐびぐびっ!と飲めてしまいます。
しかし侮ってはいけません。
こんなにお手頃なエントリーレベルワインでありながらも、
味わいはグラスの中で驚くべき変化を見せます。
ハイランクのワインにだけ見られる現象です。
そしてこの価格帯の微発泡ワインは
後味がスパッとあっさりしていることが多いのですが、
アントニオ氏が手掛けると心地の良い余韻が続きます。
余韻というのもまた、高価格帯のワインに多く見られます。
美味しく微発泡感が心地が良いので
つい、ぐびぐびと飲み進めてしまいたくなるのですが、
是非じっくりと味わいの変化を体験してみてください。