グレッグ・ブリュワーは、カリフォルニアで 30 年以上に渡り醸造家としてのキャリアを築きあげてきたト ップワインメーカーです。2020 年には、ワイン・エンスージアスト誌のワインメーカー・オブ・ザ・イヤー を受賞。また、彼が手掛けるワインは、その質の高さからワイン評価誌で数々の高得点を獲得して います。プライベートブランドであるダイアトム・シャルドネ 2021 がワイン・アドヴォケイトで 98 点、ブリ ュワー・クリフトン・サンタ・リタ・ヒルズのシャルドネ 2020 とピノ・ノワール 2020 が 94 点 を獲 得 するなど、 今、目が離せない注目の造り手です。
グレッグは異色の経歴を持つワインメーカーで、ワインの仕事に就く前は、カリフォルニア大学サン タ・バーバラ校でフランス語の講師として活躍していました。その間、サンタ・バーバラ・ワイナリーの テイスティングルームで週末、アルバイトをすることになり、そこでの経験が彼のキャリアに大きな転 機をもたらしました。ワイン造りに目覚めたグレッグは、1996 年に友人のスティーブ・クリフトンとともに
サンタ・バーバラカウンティのサンタリタに二人の名を冠したブリュワー・クリフトンワイナリーを設立。
また、1999 年からサンタ・バーバラにあるメルヴィル・ワイナリーでワインメーカーとして活躍する他、コンサルタント業にも携わって いましたが、2015 年にクリフトンがブリュワー・クリフトンを去った後、グレッグは他の仕事から手を引き、ワイナリーでの仕事に専 念 するようになりました。 トップワインメーカーとして活躍する現在もサンタ・バーバラの畑の特徴を忠実に表現したいという気持ちを持ち続けながら、さら なる飛躍を目指してワイン造りに取り組んでいます。
■サンタ・バーバラ■ サンタ・バーバラのワイン造りの歴史は古く、1700 年代にスペインの修道士たちによってブドウが最初に 植えられたと言われています。カリフォルニア州の中でも最も冷涼な地域の一つで、太平洋から吹く塩気を含んだ冷たい風が 畑 に流 れ込 み、独 自 のテロワールを形 成 しています。
~ Diatom ~ ダイアトム
2005 年がファーストヴィンテージのグレッグ・ブリュワー氏のプライベート・ブランド「ダイアトム」。「海を表現したワインを造りたい」という思いから 生まれたワインで、透明感と高級感を備えたスタイルが特徴です。ワイン造りにおける引き算と洗練さを追求した味わいは、緻密かつクリーン で力強さを持ち合わせています。ワイン名は、サンタ・バーバラの沿岸部にみられるプランクトン化石が堆積してできた珪藻土に由来していま す。