詳細・歴史
ベルギーで石材の製造業を営んでいたジャン・フィリップ・コルマン氏によって、2005年に設立されたシャンパーニュ・ スタイルのスパークリングワイン専用のワイナリーです。彼は南アフリカを訪れた際、美しいフランシュック・ヴァレーに 心を奪われましたが、彼はちょうどその頃、今後数世代にわたって営めるサスティナブルなビジネスに転換を図ろうと 考えていたため、この地における新しいワイナリーの設立がふさわしいと決意したそうです。それ以来彼は毎年3カ月 間フランスのシャンパーニュ・メゾンで収穫と醸造を手伝いながら修業を重ねて研鑽を積み、「何よりも品質が大切で ある」という信条に基づいて、選果から製造工程までの全ての作業において妥協せず、家族とワイナリーのスタッフだ けで仕事をこなしています。それゆえ生産量は増やさず、自分たちだけでこなせる量に留めています。
Tim Atkin MW, SA Special Report では3級に格付けされています。
畑
【栽培品種・割合】ピノ・ノワール50%、シャルドネ50% 【産地】シャルドネ:主にフランシュック・ヴァレー(シャルドネの聖地) 【シャルドネ】ストラクチャーと酸が完璧な骨格を作り、活き活きとした新鮮さをもたらします。
自社畑:70%(広さ3ha) 購入:30%・石灰質土壌、産地:ロバートソン 【ピノ・ノワール】ロバートソン、エルギン、ステレンボッシュ(ボディの厚みとフィネスという観点でピノ・ノワールの 生育における最適な場所)にある5つの畑のブドウを注意深く選果します。
醸造
テロワールの特性に従ってベースとなるワインが最大限に複雑性を発揮するように、様々な地域・ヴァレーのブドウを選んでいます。 セラーの建物は昔ながらのレンガ造りですが、常に室温は13°Cで完璧な湿度をキープできるように設計されています。規模は小さいながらも 最新の設備を誇り、1000L~14000L規模のステンレスタンクを14機備え、各パーセルごとに仕込めるよう体制を整えています。 収穫後のブドウ約8トンを、全て圧搾前に0°Cまで冷やせる設備も完備しており、果汁の品質保持において目覚ましい効果をもたらしています。 最も重要とされる熟成室は10万本以上の収納が可能で、温度・湿度ともに安定しており、常時13~14°Cの室温で暗い環境の中、 ワインは2年以上の期間、やさしく、ゆっくりと熟成されています。
