ドメーヌ・アレックス・モローについて
1809年、初代オーギュスト・モローがシャサーニュ・モンラッシェ村に最初のセラーを建てて以来、4代にわたって受け継がれてきた家族ドメーヌ。アレックスは1995年から家業に参画し、1998年から父ベルナールのもとでドメーヌを牽引。家族間での畑の分割を経て、2021年ヴィンテージよりアレックス・モローの名前でのリリースを開始した。現在は事務全般を担う妻マルティーヌとともに7ヘクタールを管理している。
栽培はビオロジック(有機農法)で土壌を丹念に耕し、除草剤・殺虫剤は不使用。セラーでは天然酵母でゆっくりと発酵させ、バトナージュを行わず、樽で12〜18ヶ月熟成後、澱とともにタンクで休ませ、95%を無濾過でボトル詰め。熟成には228L・350Lの樽を使用し、新樽率は最大20%。アレックスが目指すのは「フレッシュ感があり、次の一口へと誘う心地よさ」。収穫を比較的早い時期に設定し、フレッシュな酸を保持したぶどうのみを摘み取ることで、若いうちから楽しめ熟成も効くエレガントなスタイルを実現する。ニール・マーティンは「豊かな質感と複雑味を備え、テロワールの個性が明確に映し出されたワイン。小規模生産ならではの魅力が光る」と絶賛し、ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスは「長期熟成により美しく花開く、深みのある調和のとれたワインの造り手」と紹介している。
シャサーニュ・モンラッシェ ブラン 2022について
ドメーヌの全生産量の半分を占める、アレックス・モローの真髄を表現した白。シャサーニュ・モンラッシェ村内20区画のシャルドネ(1964年・2008年植え)をブレンド。プルミエ・クリュ下方の粘土質主体の区画とアペラシオン北部の石灰・小石混じりの区画が組み合わさることで、豊かな質感と生き生きとした酸を兼ね備えた個性豊かな仕上がりとなる。新樽
シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ「レ・シュヌヴォット」2022について
「レ・シュヌヴォット」と「ボンデュ」の一級畑から産するシャルドネ(1979年植え、粘土石灰質土壌)。新樽不使用の樽とタンクで18〜22ヶ月熟成、無濾過。
パーカーポイント92〜94点(「このシリーズ中でも特に優れたワインのひとつ。オレンジの皮、桃、白い花、トーストしたアーモンドの香り。サテンのように滑らかな洗練された味わい、エレガントな質感、生き生きとした酸、塩味を帯びた余韻がどこまでも続く」)。ヴィノス91〜93点(「ヘーゼルナッツと柑橘のニュアンス、微かにムルソーを彷彿とさせる。サワーレモンの風味、キレのある鋭い酸、塩味を帯びた爽やかな余韻」)。バーグハウンド90〜93点。飲み頃:2025〜2040年。