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カミーユ ティリエ  ブルゴーニュ・ピノ・ノワール アン・ラ・プラス 2024

カミーユ ティリエ  ブルゴーニュ・ピノ・ノワール アン・ラ・プラス 2024
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ドメーヌ・カミーユ・ティリエについて

「自分の庭のように、畑を大切に」——カミーユ・ティリエのワイン哲学はそのひと言に凝縮される。パリ出身のカミーユは子供の頃、香水師を夢見ていた。「香りを識別する芸術」に惹かれ、やがてワインという別の芳香の世界に引き込まれていく。2008年にボーヌの醸造学校で学んだ後、ニコラ・ポテルのドメーヌ・ド・ベレーヌでの営業・マーケティングを経て、2016年にカナダ人醸造家のパートナー、マット・チティックとともに電気も水道もない20平方メートルのガレージでファーストヴィンテージを仕込んだ。このスタートアップの物語を支えたのは、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の元醸造長ベルナール・ノブレとデュジャックのジェレミー・セイスという、ブルゴーニュ界の重鎮たちの友情と助言だ。2022年にコルゴロワンで4.5ヘクタールを購入し、現在は計6ヘクタールを擁する。全農法をオーガニックに転換し、馬(オベリックスとヴェガ)で耕起。すべての作業を手作業で行い、ブドウ栽培から収穫・圧搾・瓶詰め・ラベル貼りまで、徹底した少量手仕事にこだわる。「ガレージワインの精神」を創業から一度も手放していない、ブルゴーニュの真の新星だ。

ブルゴーニュ・ピノ・ノワール「アン・ラ・プラス」2024について

白の「アン・ラ・プラス」と同じ「その場所に」という名を冠した赤ワイン版。コンブランシアンとコルゴロワン付近に点在する1.8haの畑から産するピノ・ノワール100%。樹齢約90年の古木が粘土質と砂質の混合土壌に深く根を張り、収量を自然に抑えながら凝縮感と複雑さをぶどうに蓄える。

醸造はカミーユとマットの哲学を体現する。40%全房発酵、コンクリートタンクで2週間発酵後、フレンチオーク樽(新樽15〜20%)で熟成。全房由来の繊細な骨格とスパイシーさ、コンクリートタンクが引き出す果実の純粋さ、樽熟成が加える奥行きが三位一体となる。ラズベリーとすみれのアロマに胡椒のニュアンス。程良いタンニンを備えたエレガントでバランスに優れた仕上がりは、樹齢90年のブルゴーニュ・ルージュとして別格の存在感を放つ。