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ドメーヌ・ド・トレヴァロン ルージュ2022

ドメーヌ・ド・トレヴァロン ルージュ2022
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ドメーヌ・ド・トレヴァロンについて

プロヴァンスのワイン界に革命を起こした伝説的ドメーヌ。その物語は芸術家一家から始まる。彫刻家・画家であったルネ・デュールバッハの妻ジャクリーヌは、親友パブロ・ピカソの許可を得て「ゲルニカ」のタペストリーを制作し、ネルソン・ロックフェラーに売却。その収益でアルピーユのプロパティ「トレヴァロン」を購入した。息子のエロワ・デュールバッハはパリで建築を学んでいたが、1973年にすべてを捨てて帰郷。ゴムの木と石灰岩だらけの荒野をダイナマイトとブルドーザーで切り拓き、アルピーユ山地の北斜面に17ヘクタールのぶどう畑を一から造り上げた。

エロワが選んだのはカベルネ・ソーヴィニョン+シラーという、当時のプロヴァンスには前例のないアサンブラージュだった。AOCボー・ド・プロヴァンスの規定と衝突することが明らかになっても、彼は称号よりも哲学を選び、IGPアルピーユとして歩み続けた。それでもロバート・パーカーが「生涯最大の発見」と呼び、DRCのオーベール・ド・ヴィレーヌが1978年に深く感銘を受け、インポーターのカーミット・リンチが世界に広めた。孤高の姿勢こそが「トレヴァロン」の名を伝説たらしめた。

農法は創業当初から一貫してオーガニック。化学農薬・除草剤は一切使わず、土壌は耕起のみで管理。ラベルの絵は父ルネが描いたもので、1996年に息子のために50ヴィンテージ分を先描きした作品が今も使われている。2021年11月、エロワは71歳で急逝。子供たちのアントワーヌ(畑担当・父と20年以上共に働いた)とオスティアヌ(醸造・管理・15年のキャリア)が一丸となって家族の遺産を継いでいる。ガイド・RVF「フランス最高のワイン」2024年版では3つ星(最上位)を授与し、「純粋でしなやかなスタイルへの進化が明確」と評価。ベタンヌ&ドゥソーヴも最高評価の5つ星を付与している。

トレヴァロン ルージュ 2022について

小売り価格20,900円(税込)

2022年は1月から8月末までの降雨量わずか115mmという極端な乾燥年。5月上旬から30℃を超え、6月末には43℃を記録する酷暑となったが、アルピーユ北斜面の石灰質土壌に深く根を張った老木が地中の水分をたくわえ、フレッシュさとバランスを保った。収穫はシラーから9月8日に開始、カベルネ・ソーヴィニョンは9月21日に完了。

醸造はトレヴァロン不変の哲学に従う。除梗なし・加糖なし・酸化防止剤(亜硫酸)添加なし。フードルで24ヶ月の長期熟成、ラッキング(澱引き)は最小限にとどめ、澱がワインを養い続けるのを待つ。瓶詰め前の清澄は生卵白のみ、フィルタリングなし。

ドメーヌのテクニカルシートは「夏の高温にもかかわらず、美しいフレッシュさと均衡、そして低アルコール(13度未満)を達成したヴィンテージ」と記す。ガイド・RVF 2026年版(2025年9月発行)は97点を付与し、「若いうちはカベルネがよりカリスマ的で、シラーが果実を解放して豊かな骨格を支えるのを待っている」とコメント。表現は「クレーム・ド・カシス、タバコの葉、オリーブのタプナード、胡椒の効いたハーブ」で、2020・2019・2016年に匹敵するトレヴァロンの傑作ヴィンテージのひとつと評される。少なくとも20年以上の熟成ポテンシャルを持つ。


【商品情報欄】

| 生産地 | フランス/プロヴァンス/アルピーユ(サン・テティエンヌ・デュ・グレ) | | 原産地呼称 | IGP Alpilles | | ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン 50%、シラー 50% | | アルコール度数 | 13%未満 | | 味わい | 辛口・フルボディ。クレーム・ド・カシス、ブラックベリー、ガリーグ、白胡椒、リコリス、タバコの葉。シルキーなタンニン、フレッシュなミネラル、長い余韻。除梗なし・亜硫酸無添加・フードル24ヶ月熟成・無清澄・無濾過 |