グラヴネル(Gravner)について
グラヴネル家はスロベニアのフム村に300年以上の歴史を持ち、1901年にフランク・グラヴネルがイタリア側のオスラヴィアに土地を購入してぶどう栽培を始めました。 Grape Collectiveワイナリーが位置するオスラヴィアは、イタリア北東部フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州コッリオの丘陵地帯で、スロベニアとの国境からわずか数百メートルの場所にあります。
ヨシュコ・グラヴネルは1970年代にファミリーワイナリーを継ぎ、近代的な設備を積極的に導入。ステンレスタンクやフランス産バリックを取り入れた洗練されたスタイルで、イタリアの権威あるワイン評価誌から最高評価「トレ・ビッキエリ」を繰り返し獲得し、フリウリを代表する醸造家として名声を確立しました。しかし1987年のカリフォルニア訪問でモダンワインに感情的な感動を覚えられないと気づき、自らのワインも「国際的すぎる」と痛感。以来、あらゆる設備を手放し、大型木樽と自然醸造へと完全に回帰しました。 wine-pages
さらに2000年にジョージアを訪問し、地中に埋めたクヴェヴリ(アンフォラ)を用いた古代醸造法に感銘を受けました。2001年からクヴェヴリを導入し、2004年までに全生産をこの手法に切り替えました。 Wine Spectator現在、ヨシュコの娘マテヤと孫のグレゴが次世代を担い、ワイナリーは5代目へと伝統を受け継いでいます。
リボッラ 2012 マグナムについて
グラヴネルのリボッラは、月の周期に合わせて遅摘みされたぶどうが地中に埋められたアンフォラで1年間、発酵・浸漬を経た後、大型オーク樽で6年間熟成するという7年サイクルで造られます。瓶詰めも月齢に合わせて行われ、清澄・ろ過は一切行いません。 Winespeake
地中に埋められたジョージア産クヴェヴリの中で、野生酵母のみによる自然発酵と温度管理なしの長期マセラシオンを経た後、アンフォラでさらに5ヶ月熟成。その後6年間、大型オーク樽(ボッティ)でゆっくりと育まれ、無清澄・無ろ過で瓶詰めされます。 Wine-Searcher
2012年のリボッラは深みのある琥珀色を呈し、蜜蝋、ハニカム、ドライアプリコット、スパイス、テラコッタのニュアンスが複雑に絡み合います。ボディはフルで酸もしっかりとあり、タンニンはきめ細かく溶け込んでいます。塩味を帯びた余韻と壮大なアロマの長さが印象的な1本です。 CellarTrackerマグナムボトルは通常の750mlより緩やかに熟成が進むため、さらなる長期熟成にも対応できる稀少なフォーマットです。