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ストーム・ワインズ フレダ・ピノ・ノワール 2019

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2012年、ピノ・ノワールの名手であるハネス・ストーム氏によってウォーカー・ベイに設立されたワイナリーです。彼は南アフリカの首都プレトリア出身で、 ワインコレクターだった父の影響でステレンボッシュ大学で栽培と醸造を学びますが、学生の頃から、かの「ハミルトン・ラッセル」で研鑽を積み、後に醸 造長に就任します。大学時代に虜になったピノ・ノワールとシャルドネを扱う彼の技術は卓越しており、「ハミルトン・ラッセル」での活躍の傍ら、他の小 規模生産者の栽培コンサルタントを務めるなど若くして敏腕ぶりを発揮してきました。また、元来数字に強く非常に論理的で、データと科学的根拠に基 づく一面も持ち合わせています。 本拠を置いているウォーカー・ベイのHemel-en-Aarde/ヘメル・アン・アード地区はケープタウンから東へ120kmの海の近くに位置し、南極から流れ るベンゲラ海流と大西洋からの冷たい南東の風の影響を受けており、灼熱の南アフリカにおいて並外れた冷涼な海洋性気候で、正にピノ・ノワールと シャルドネの聖地となっています。またウエスタン・ケープ州の他のワイン産地よりも年間の降水量が多いため、干ばつの影響を受けにくい利点もありま す。 ハネス・ストーム氏は非常に勤勉家で温かく愛に溢れた人柄であることから、彼の周りのワイン造りに携わる人々や友人たちからだけでなく、地域の 人々や流通に関わる人たちからもとても愛されています。恵まれたウォーカー・ベイの大地と、ハネスの手によって育まれたブドウから生まれるエレガン トで繊細なキュヴェを、どうぞお楽しみください!

産地 Hemel-en-Aarde/へメル・アン・アード「天と地」と3つの小地区

ケープタウンから東へ120kmに位置し、シロナガスクジラが見れることでも大変人気のリゾート地 「ヘルマナス」 にあるワイン産地「ウォーカー・ベイ地 域」は海洋性気候で、中でも、大西洋と南極から流れてくるベンゲラ海流の冷たい風の影響を受ける、ひと際冷涼な銘醸地が 「Hemel-en-Aarde」 です。およそ450ヘクタールのブドウ畑が広がっており、2009年に3つの小地区が設けられました。現在この新たな3地区すべてに自社畑を所有して ワイン造りを行っているのはこの「ストーム・ワインズ」だけです。「Hemel-en-Aarde」はアフリカーンス語で「天と地」を意味します。

Hemel-en-Aarde Valley/ヘメル・アン・アード・ヴァレー:【標高】125m 最も海寄りで標高は低く温暖 【土壌】粘土がちな頁岩

②Upper Hemel-en-Aarde Valley/アッパー・ヘメル・アン・アード・ヴァレー:【標高】225m

③地区の中間 【土壌】風化した花崗岩 3Hemel-en-Aarde Ridge/ヘメル・アン・アード・リッジ:【標高】330m 最も標高が高く冷涼 【土壌】頁岩 ※1に位置する畑「フレダ」と3に位置する畑「リッジ」は同じ土壌で標高違い。2に位置する「イグニス」のみ異なる土壌で花崗岩

醸造

3つの異なる地区(ワード)の個性を活かすため、人的介入は最小限にとどめ、徹底 した少量生産を貫くことにより、最大限にその魅力を発揮しています。醸造はゆっくり と行われ、長期熟成に耐えるワイン造りを行っています。

【全房使用率】テロワールの特徴を生かすため15~20%以内に抑える

【熟成樽】キュヴェによって細かく樽を使い分けています。すべてフレンチオーク小樽 で(フランソワ・フレール製、ルイ・ラトゥール製、シャサン製、メイリュー製)、 古樽は『ハミルトン・ラッセル』のお下がりも使用しています。

【熟成期間】約11~18カ月間