価格

タイプ

品種

クリスタルム マバレル ピノ・ノワール 2023

このショップでは酒類を取り扱っています。20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。


【詳細・歴史】ウォーカーベイのへメル・アン・アード・リッジに2007年に設立された家族経営のワイナリーで、当主のピーター・アラン・フィンレイソン氏は同地区にあり南アフリカを代表する、かの「ブシャール・フィンレイソン」を運営するフィンレイソン家の第3世代で、正にこの地域にピノ・ノワール、シャルドネを植えたパイオニアの血を受け継ぐサラブレッドです。彼は新境地を見出すべく実家から独立し、伝統と革新を織り交ぜた極上のキュヴェを2008年に初リリースしました。年産3万本強というカルト的存在のワイナリーで、南アフリカのみならず世界各国のトップレストランやワインショップでも限定入荷のみという、超入手困難なキュヴェが勢揃いしています。ピーター・アランは、彼の拘りを最大限に発揮して「素晴らしいブドウを栽培、購入し、よいワインを造る」という形で地域経済を活性化させ、雇用や流通などに貢献するという大きな志を持ってワイン造りをしています。

【畑】「素晴らしいワインはセラーではなく畑で造られる」という信念のもとブドウ栽培を行っており、自社畑以外でもその信念を共感できる栽培家とタッグを組み、自然の摂理に忠実且つ丹念に手をかける農法を用いて自らも積極的に栽培に携わっています。この地は、南極の海からの影響を受ける海洋性気候で夏場でも最高気温が24℃前後までしか上がらず、南アフリカにおいて最も冷涼な地区で、ブドウはゆっくりと熟します。また土壌は根を冷たく保つシェール(頁岩)と保水に長けた粘土から構成されており、ピーター・アランはこれら全ての条件こそが、凝縮感があり、バランスのとれたワインを生み出すのだと言います。当然ながら大切に愛情を注がれたブドウは全て、手摘みにて収穫されます。

【醸造】「醸造というのはブドウの樹から生じるものを仕込むのであり、あらかじめ設定した結果をめざして手を加えるという造りはしない」という哲学のもと、可能な限り不干渉主義を貫き、野生酵母による自然発酵を行い、ブドウの個性をそのままに生かす促醸造スタイルです。《シャルドネ》全房でプレスしたまま瓶詰されるまで11か月間そのままにしておきます。SO2は最低限且つ適正量に抑えます。《ピノ・ノワール》全房使用率はヴィンテージごと、キュヴェごとに異なります。発酵には小さなステンレスのタンクを用い、熟成にはブルゴーニュやハンガリー産の厳選したオーク樽を用いて11~16か月間寝かされます。