不干渉主義、テロワール主義。同社のフラグシップでオーガニックで出来たブドウを使用した最初のヴィンテージ。限定生産で限られたクライアントにのみ販売される。オーナー兼醸造家のケヴィンにとっても2020年VTは醸造家としての30周年の記念すべきヴィンテージで、伝統的な製法で、これまで以上に場所や土壌を表現することが出来た傑作品。
ブルゴーニュで昔採用されていた「ブラック・メソッド（またはブラック・シャルドネと呼ばれる）」を採用。この方法は、最近の醸造の傾向であるソフトプレスではなく、しっかりとプレスされる。発酵が完全に終わる前のブドウジュースの状態（マスト）の時に、より多くの酸素を含ませることで、ジュースの色は黒ビールのような濃い茶色になる。
この工程を経ることにより、発酵後にワインが完成した時には（色は普通のシャルドネと同じ色になる）、その後のワインが吸収する酸素量を減らすことができ、熟成においても酸化に対する抵抗力（抗酸化力）の強いワインになり、ワインの酸化劣化から守ります。また、この方法により、これまで以上にテロワールを忠実に表現できるワインになるとのこと。
